i'd love to die, let me die
could you kill me?

尊敬する今は亡き南条あやさんとあきなさん。
二人の享年を追い抜いて
今、私がこうしてノウノウと生きている事に憤りを感じる。


二十歳まで生きる予定ではなかったから
なんだかんだで生き、生かされている自分が許せない。


十五から十六の時にかけて激しく人格崩壊したままの私が此処に居る。
人の幸せを妬み、他人の不幸は蜜の味。
人を殺すということ、自己を殺すという事に魅力を感じ
アングラ街道まっしぐら。
自傷画像や死体画像検索の毎日。
リストカット常習犯では親にバレるギリギリのスリルを楽しんで。
正義を嫌い、悪に憧れて。


激しい感情の波と憎悪が私を生かし続ける。
生きづらい現実社会から逃避して精神系サイトや自傷で生きている実感を得る。


このまま、アイデンティティをバーチャルで感じながら生きるのも善いと思ったが
頭が良く有名私立難関や国立卒業の家系に傷が付く。


私は高校も卒業できずにドロップアウト。
大検があったのに、一発逆転は叶わず大学はいわゆる中堅で
つまりは家系の汚点。



出来の良い弟はwaseda KO レベルを狙っている。
私なんか居なかったことにすればいいじゃないか。
最初から16で死んだのだと、思ってくれればいい。


十六歳で初めて書いた遺書は
引きこもり真っ只中で、親にバレて、主治医に伝わり
入院処置になりかねない危険要素たっぷりの遺書だった。


だから今度は紙には書かないで
此処に残す事にしよう。


切りのいい二十歳になった今、大人になった今、自分の命は自分で決める。
私のような人間が、果たして、社会で何に役立つだろうか。
警察でお世話になるくらいしか見当たらない。


誰かを傷付けてその人の一生を台無しにするよりも
私ひとり消えれば済むことだ。


二十歳のうちに私は消える準備をしたい。
そして此処に二十歳の書として志を遺しておきたい。


05/01/27



chapter 3 has ended

close

Copyright (C) 2006 Kojo Saya. All rights reserved.