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struggle


あがき


死ぬ前にキミたちを殺しておけばよかったな。

ボクがどれだけ孤独を怖れながら
学校へ、教室へ向ったか知らないだろう。


精神科の待合室で名前が呼ばれる度に
何でボクが呼ばれなきゃいけないのかと思う。
此処に来るべきは俺じゃなくキミなんだよ。


中1でキミたちにいじめられてから、ハブられてから
ボクの人格は大きく歪んだ。




机を隠した秀明。


プリントやノートを破った智博。


筆箱を隠した由香。


コンパスを盗んで、机に「消えろ」と書いた美歌。


好きな人をバラし、誰もが白い目で見るように仕向けた啓子。


ボクの鞄を壊したクセに、「孤城さんこれ壊れてるよぉ」なんて他人ぶった裕子。
お前のすべてを壊してあげようか。


英語劇で皆がやりたくない恥ずかしい役を私に配役した慧。


剣道の大会でクラスの中で弱い方だったボクに鍛えるための掛り稽古と称して
6人がいっせいに竹刀で叩いてきたよな。
わざと防具が付いている部位を外して、腕、肩、腿、脛を狙ってきたよな。
玲奈、愛、茉莉、明菜、奈那、文香。
立てなくなったボクに竹刀を投げつけたのは誰だかな。
虫ケラ同然に扱われた俺の気持ち考えたことあるか?


泥水が入ったバケツに嫌がる私の顔を押し込んだ雅紀。


バスケがうまくならなくてレギュラーになれずにがっかりしていた時に
鼻で笑った麻衣。


私がボールを持つと「孤城菌がうつるから気をつけろ!」と
ばい菌扱いした遼太。


バスケの試合中に無視してきた杏子。


パスを回してもとってくれない、試合中に一度もパスしなかった祐子、美穂。


合宿で「鎖夜さぁ、死んじゃってもいいんだよ」って素で言った絵美子、里望。


ボクの右足首の靭帯。弱かったのはずっと前からだった。
ボクがゴールの左からシュートする直前に、目の前でディフェンスしてきて
里望、お前の引っ掛けた足につまづいて、跳ぶはずの右足が動かないまま体育館の床に倒れた時
なんで笑っていられるんだよ?なんで痛がる足を踏めるんだよ?


靭帯は伸びちゃったし、足首はガクガクで、正座なんてできないんだよ。
最近も傷が疼くんだよ。


合宿の最後の練習試合にも出れなくて
3週間走れないボクを見て、練習出たくなーいとか、よく言えるよな。


俺はオマエの荷物持ちでもないし、ボールの当てられキャラじゃねぇーよ。
バスケ部の先輩、後輩め。


絵美子、文香、香保里、里望、麻衣。
オマエ等に巻き上げられたお金。
たった3,000円かもしれないが、当時の私の大切な交通費だったんだ。
オマエ等がコンビニでお菓子や欲しい物を買っているそのお金で
バスに何回乗れたと思ってるんだ。しょうがなく駅から1時間歩いたよ。。


中1でみんなと一緒にいじめ続けながら高1で私に近づき
偽善の友達を演じた宏美。


「今日からお昼とか移動とか一緒に行かないから」
簡単に友達を捨てれる奴、ゆかり。


無理矢理リストバンドはがして
ボクの傷を見て卑しい目をしてアザケ笑った愛子。


「嫌われてるんだよ」引き金を引いた仁美。


対人恐怖ゆえに学校に来れない事を知っておきながら
体育祭のお誘いメールを嫌味ったらしく送ってきた央子。


「結局引きこもりの人ってさぁ」学校の子みんなが見ているwebで
引きこもりの私を罵った麻恵。


「悩みだったらいつでも聞くよ」中途半端な優しさなんていらないんだよ。
劣悪な偽善者珠代、梨乃。


「娘さんが引きこもっているそうですが・・・」
生徒のことなんて他人事扱いの数学教師O島。


病気だと決め付けた中1担任G籐。


見て見ぬフリして、みんな死んだ魚の眼をしたクラスメイト。




キミたちが憎かった。
引きこもった時、電車に乗ってキミたちをひとりずつ殺していこうかと考えた。
でも対人恐怖から、実現できなかった。
ボクはキミたちのために犯罪者にはなりたくない。
でもキミたちには死んでもらうか、ボク以上の苦しみを味わうか、してほしい。


ボクの最後のあがきを見せたよ。
もぅ殺しには行かないよ。
その代わり、名前を書かせてもらったよ。
考慮に考慮を重ねて下のだけにしたんだ。。甘いもんだろ。
卑劣だろうね。そうだろう。
でもキミたちの方が卑劣じゃないのか。。
ボクをこんな人間に育ててくれたのは、何よりもキミたちさ。
当然の報いだとは思わないか。


05/03/07





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